2015年3月29日日曜日

S‐Model 1:72 Cruiser Mk.1 ーマルタ島石垣風迷彩ー

  S-ModelのクルセイダーMk.1を買った。大阪ホビーランド。出張で立ち寄る。会議と上層部への根回しやらで大阪で2泊。予定外の打ち合わせや同僚との飲み会もありで、時間を作って買いに行けない。東京に帰る日、ホビーランドに立ち寄った。エレベータで会った取締役。普段ならば新幹線の時間までに一杯どうですか?と言いたいところだが、本町で友人を飲んで帰りますと嘘をつく。
  夜の7時にホビーランドに到着。プラプラとお店の中を30分程。至福のひと時。本当はオチキス戦車が欲しかったんだが、無くてクルセイダーMKⅠを購入。S-Modelの特徴; キャタピラと転輪が一体成型となっている / 1ボックス2キット / エッチングパーツ付き / 少ない部品数と高いモールド成形技術。手軽にそこそこ作れてしまう。

  いいオヤジが会社でプラモを買いに行くべく悩んでいる。まさか、周りはそんなことで悩んでいるとは思わないだろう。でも、趣味とはそういうものだ。仕事の合間にふと考える遊びの事。趣味の効用ってそういった「思い」がいつでも心の引き出しから取り出せ、気分転換できることだと思う。

  ダークイエローを塗ってライトブルーで石垣模様。一台目はマルタ島の石垣迷彩風のカモフラージュ塗装とした。塗装終了。なんか目がチカチカするぞ。形が把握し難い効果があるようだ。久しぶりに楽しい塗装。転輪のゴムの塗り分けた。車載する工具類と荷物を自作し取り付けた。このままでも楽しめるキットだけど、簡単に作れてしまうから手を入れたくなる。
   転輪とキャタが一体成形されている。ミニスケールで連結キャタはシビれる。コメ粒よりも小さいキャタは予備パーツ無し。この非人道的とも言える組み立て作業を強いられなくて済むから有難い。それでもってそこそこの精密さをモールドで確保.。細かいことに拘らなければキャタの成形は見事。
   40年くらい前は1/24のスケールでしか連結式キャタは無かった。1/35ではゴムかプラスチック樹脂のベルト式だった。40年の時を経て、1/72でも連結式のキャタ成形が可能になったが、作り手のテクニックは40年前のままだから苦労している。

   エッチングパーツのフックが入っている。手すりもエッチングパーツになっているが、真鍮線を使うことにした。部品化されていない発煙筒を自作、砲塔側面に取り付けた。発煙筒パーツだけでワイルドな感じになる。

   汚しと墨入れをすると、チカチカがマイルドになる。目に優しい。それでもはやり強烈なコントラストではある。

   キャタの組立工程がないので助かる。キャタ分割式と比較して半分くらいの時間で仕上がる。じっくりと塗装が楽しめるキット。このスケールではこれくらいのパーツ数がいいのかもしれない。

   背中に工具を取り付けた。本当はスコップを作りたかったんだが、難しそうだからパスした。エンジングリルのモールドが少し緩い。この部分の塗装に気を使った。

    なかなかいい感じ。しかし転輪が一つ少ないように思う。なんとなくBT-2を思わせる足回り。クリスティー戦車の影響がここにもあるのだろうか。

    S-Modelはひと箱に2台入っている。2台入っている意味が分からなかった。1台目の塗装を眺めながら、さてと2台目はどんな風に仕上げようかなぁとか考える。これもS-Modelのいいところかもしれん。面白いな、これは。

2016年ベスト5.