2015年10月31日土曜日

FUJIMI 1:76 MATILDA Ⅲ

  フジミの1/76マチルダⅢを作る。クルセイダーを作ってからというものWWⅡのイギリス戦車にハマった。イギリスらしい雰囲気がある。性能的には見るべきものがないみたいだが、無骨で戦車らしいと思う。

  マチルダは昔、タミヤ1/35で作った。スカイブルーを迷彩に使う、そして直線的なパターンは独特。白黒の説明書からは理解できず、その迷彩塗装に踏み切れなかった。結局、ダークイエローの単色に塗装した。
  今回はダークイエロー、スカイブルー、オリーブドラブの3色迷彩。バレンタインと同じ。
  直線的なパターンはマスキングテープで書き入れた。もう慣れたもんだ。滲んでも焦らずに後でゆっくり手直しをすればいい。マスキングするというよりも定規として使う感じ。
  それから、砲塔のラックは真鍮線に置き換えた。そして「シート巻き巻き」を板オモリで自作。フラットベースを薄めて塗ると白っぽく粉をふいたようになる。これはこれでいい感じだね。
  キャタ回りが装甲版で覆われているところがマチルダの特徴。ここを如何に表現するかがこの戦車の魅せ方。うまくできたと思ったのだが、写真で見るとイマイチな感じ。
  側面に車体番号と思しき番号を大きく描いている。1/35M41から「1」のデカールを流用して貼る。でも、なんだかサンダーバード1号のような感じになった。そういえばサンダーバードもイギリス製だった。サンダーバードのメカのデザイン、それからマチルダやバレンタインのデザインも何か共通した英国テイストのようなものを感じる。
  中古キットを買った。デカールは黄ばんでいたが、何とか使うことができた。今回はこれが一番緊張した。しかし、赤白の識別マークは新鮮。
  エンジンルーム上部の排気管を紛失。あり合わせの直径1mmカラー被覆銅線で置き換えた。これがまたいいんだな。うまく収まっった。1mmカラー被覆銅線は工具箱に入っていたものだが、いつ買ったのだろうか。

  左からバレンタイン、マチルダ、グラント。1/72はグラントだが、もう1/72でも1/76でも、どうでもいい感じがする。ちょっとしたスケールの違いは無視できる程度だ。
  WWⅡのイギリス戦車(一部、装甲車)。A4のコピー用紙に全部並べることができる。ミニスケールの戦車は省スペース。改めて実感。しかしグラントの迷彩がやけに目立つよね。(スマホでミニスケの写真を撮っているけど、白のバックスクリーンもA4コピー用紙1枚。)
  それにしてもよくもまぁ作ったもんだ。呆れる。ミニスケールのイギリス戦車はほとんど作ったのだろうか。マチルダⅠを作ってみたい。何ともトボけた外観がたまらない。でもミニスケールでは見たことない。
  

2015年10月17日土曜日

FUJIMI 1:76 VALENTINE Mk.Ⅱ

 フジミ1/76バレンタインMKⅡを作った。ダークイエローの下地にライトブルーとオリーブドラブの迷彩。イギリス戦車しかできないパターン。この直線的な塗り分けは前に作ったクルセイダーで練習したからね。
このキットは足回りに注意。転輪は三つで一組で一点で接着。完全に硬化しないと次工程には進めない。転輪の向きに注意しながら2日程静置した。また、キャタはベルト式だけど噂通りに長さが足らない。無理してハメると壊れそう。長めになるようにホッチキスで止めて使用した。
手すりとかは0.3mmの真鍮線で。フェンダー上にある工具箱は蓋を自作した。
車体の左右で塗装パターンが違うが、まぁいいだろう。
この燃料タンク、こんなところに取り付けて大丈夫なのだろうか。
  このアングルがバレンタインらしく見える。マークはハセガワのクルセイダーのものを転用した。少し大きかった。

  どうしてバレンタインって名前なんだろうと思ったら、正式採用がバレンタインデーに近かったからとか。日本が世界とドンパチやっていた時代にイギリスでは戦車に「バレンタイン」とロマンチックに名付けていた。

 そう思ってこの戦車を眺めると独身の頃のバレンタインデーにまつわるほろ苦い思い出がよみがえる。あの頃の彼女たちは今どうしているかな...。この戦車が生まれた目的はドイツ軍を破ることではなく、プラモデルになってオヤジをセンチメンタルにすることかも。




2016年ベスト5.