2016年1月31日日曜日

IBG  MODELS 1:72 TOLDIⅠ ーHungarian Light Tank


    ポーランドのプラモデルメーカーIBG Modelsのハンガリー戦車、トレディⅠ。いろいろとマイナーな戦車。スエーデンの戦車を参考に作られたそうな。

あっさりとした外観。見たこともない国籍マーク。新鮮。

    キャタは組み立て式。細かな部品に泣いたが、キャタのパーツが2個足らないようだ。実は誘導輪はシャーシと切り離してキャタで固定されている。
     正面。フロントの傾斜装甲にガラリが2つ。こんなところにガラリ付けちゃまずいだろっ!と突っ込みを入れたくなる。そんなことを思ったら、トルディⅡではこのガラリは無くなっていた。妙に安心。


そしたら、エンジングリルも大きめ。飛行機の機銃を食らうと即、アウトかもしれない。



枢軸国軍の戦車達。左からⅢ号戦車G型(ドイツ1940)、トルディⅠ(ハンガリー1940 )、97式改(日本1942)、カーロアルマートM13/40(イタリア1940)。


3号戦車G型、トルディ‐Ⅰ、B1Bis(フランス1940)。
    それにしても1/72と言うのに箱が異様にデカい。1/35のキットと兼用か?。箱の大きさの割になんとも存在感が無いようにも思う。目立つカモフラージュ塗装にしたのだが・・・。
    キットとしては悪くはない。しかし作り終わっても達成感がまるでない。組立式のキャタピラの比重が大きいわりに、上物の部品が少ないせいなのか。なんとも不思議なキット。BT-2も徐々に姿を現すトホホな外観にがっかりしたが、それに近いものを感じる。

2016年1月3日日曜日

S-Model 1:72 Pz.Kpfw.Ⅲ Ausf.G(5cm KwK38DAK)

  S-Modelの3号戦車G型を買った。手軽にミニスケールの戦車を楽しむためのシリーズ。この前に作ったのがフジミ1/72タイガーⅠ初期型(上級者向け)のキットで、1/35並の部品数でいい加減にいやになった。今回、S-modelはその反動。
 

   箱には「1+1」の表示。2台セットになっている。気軽に作って塗装を楽しむキット。実にシンプルな組み立て手順とパーツ。素組みであれば一時間で組み立てられる。S-Modelはパッケージも説明書も今までにないデザイン。パーツはいずれもシャープな彫刻で、塗装のメリハリが効く。

 



    二台を同時に組み立てた。砲塔の手すり、ジャッキ固定金具、フェンダーや排気管周りに手を加えた。一台をジャーマングレイに、もう一台をダークイエローで塗装。お手軽キットだから二台同時に組み立て&塗装も楽しい。

    短砲身がいい味を出していると思う。かっちりしたスタイル。ほぼこのデザインがタイガーⅠまで継承される。

   タミヤのアクリル塗料ジャーマングレーは色調が暗いように思ったので、やや明るめに調整した。もう少し明るい色にした方がディテールが生きて良かったかもしれない。


   ダークイエローとデザートイエローを混合して使用。その都度、混合比を変えて塗装。最終仕上げとして溶剤を沁み込ませた綿棒で色ムラをボカした。



ハセガワ・エッシーの3号突撃砲と比較。S-Modelの3号戦車のキャタ幅がやや小さい。

    フジミ1/72タイガーと並べても、遜色がない。S-Modelのキットは部品数が少なく、省略も多いが、特徴をうまく捉えた実に要領のいいキット。


     正月休みのちょっとした時間に作ったけど、S-Modelの戦車キットは文庫本を読むような感覚で製作できる。足回りをじっと見つめられると弱いが、楽しいキットだ。

 
 
    机の上に3号戦車が2台、無造作に飾ってある。本を開いたり、年賀状の返事を書いたりする度に、3号戦車を摘まみあげて脇によける。まるで机の上にかわいい小人が居るような。

2016年ベスト5.