2024年1月21日日曜日

Revel 1/72 Pz Kpfw Ⅳ Ausf.J

 四号戦車J型を作る。ツェルツェンは1/72ではオーバースケール気味になってしまうし、壊してしまうのでやめた。ツェルツェンは度重なる戦闘で外れてしまい、履帯を代わりに着けている...そんなストーリーで作ってみた。

御徒町の中古プラモデル屋さんで購入。組み立て説明書も年季が入っている。

 戦車兵を載せるけど、小さなマグネットを使ってちょっと今回は工夫した。戦車兵の見せ方も少し変えることができる。これからは戦車兵の塗装が私の課題だね。

 いつものアクリル塗装は筆塗りで3色。ダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウンに拘らずに薄め、軽め、明るめに調整した。ダークイエローは使わずにバフを使った。アクリル溶液を筆に付けて境界をぼかしたり、下地が見える寸前くらいまで塗膜を取ったりと、経年変化を意識した塗装に。こういった塗装経年はウエザリング段階ではなく、塗装段階である程度表現しておく必要がある。
 
 最近、軽戦車や装甲車ばかり作っていたので四号戦車はデカいと感じたが、パンサーと並べるとはやり小さく古典的な戦車と感じる。






ウェザリングを追加したマークⅥ軽戦車と。
 追加装甲として履帯を取り付けた。キットの履帯に加えて、砲塔にはキングタイガーの履帯、車体前面にはキングタイガー、M4シャーマンとヴィッカーズ戦車の履帯を張り付けている。追加装甲の履帯は①錆止め塗装色に塗装→➁車体色のバフを薄めに塗装→③ウエザリングカラーの錆を溶かし込んだエナメルのレッドブラウンを溶剤で薄めてしみ込ませるように乗せて、錆びの浮き出た経年を表現した。


 アクリル塗料で薄めたバフを全体に乗せた後に綿棒でふき取りウォッシング。迷彩の境界線が少しボケるし、綿棒で塗装も少し取れてくるので、経年した塗装が表現できる。ここでマーキング貼って艶消しコートを吹いて塗装工程は終了。この後、エナメル溶剤、エナメル塗料、タミヤのウエザリングカラー(エナメル塗料に粉にして混ぜ、ピグメントに)で墨入れとドライブラシでウエザリング仕上げを行った。今回は泥、黒さび、赤さび、煤の4色でウエザリング表現を行った。





結構、いい感じに仕上がった。筆塗りもここまでやれるね。



2023年12月9日土曜日

S-model 1/72 Type97 Light Armored Car TEKE 陸軍仕様&海軍陸戦隊仕様

 S-modelの旧日本軍軽装甲車テケを下北の模型店で買った。仕事の関係でこのあたりに出かけるようになったので、御徒町よりもここでプラモを仕入れることになりそう。IBGの94式軽装甲車は一台で1800円だったかな。このキットは2台入りで1400円くらいだったと思う。さてこっちのキットのクオリティーが心配になるところ。


 組み立て始めると、このSーmodelの97式軽装甲車の方が精密なように思う。特に履帯と足回りにはこのキットの方が忠実。IBGの94式軽装甲車は1台入りキットなので、S-modelの方がかなりお買い得。

 

一台を陸軍仕様、もう一台を海軍陸戦隊仕様にした。

基本塗装完了! ウエザリングしなきゃ、2台ともおもちゃっぽい。


 旧日本軍の戦車を単色で仕上げるのは、ドラゴンのカミ車以来である。新鮮。海軍軍艦色ではなく、明るめのグリーン(確か日本海軍機の機内色だったかな)で塗装を行った。結構、これがいい雰囲気で気に入っている。




 一方、いつもの陸軍迷彩パターンの方はなんか、マンネリ。手間暇掛かった塗装の割に達成感がない。塗分けやイエローラインも綺麗にできたんだけれど、いまひとつ。実機から離れるけど、もっと軽めのカラーに振った迷彩塗装の方が映える気がする。はやり、ミニスケの塗装は「明るめ」が鉄則かな。













2023年10月18日水曜日

FlyHawk 1/72 PzKpfw ⅠAusf.A Eariy(?)


フライフォークの一号戦車F型を作る。久々の単色塗装なのでウエザリングを楽しんだ。

 一号戦車ではあるが、このF型は別物。作ってみると思いのほか小さい車体、そして車体の割に幅広い履帯。砲身らしきものがない砲塔も大変ユニーク。個性的な外観に驚く。

組み立て説明書の一枚目。

 組み立て説明書の2枚目。作っていくと、工具類などの装備品の部品が結構な量で余る。他のキットに流用できそうなパーツが手に入って、これはこれで嬉しかったが、肝心の本体がなんか寂しい。余ったパーツを車体に取り付けると後期型できるようだ。なんというキットだろうか。UMも真っ青。装備品を取り付けて、後期っぽく仕上げてみた。

 ジャーマングレイだが、ホワイトを混ぜてライトグレーに近い感じで塗装した。全体の塗装は塗料と水を半々で混ぜて3回塗り重ねた。ウエザリングはエナメル塗料。エナメル塗料を溶剤で20倍くらいに薄め、ウエザリングカラーを混ぜて使う。泥汚れ、煤汚れ、黒さび汚れ、赤さび汚れの4種でウエザリングを行う。ライトグレーな車体色がウエザリングを行うといい塩梅に落ち着く。こういったミニスケール戦車は明るめの車体色でウエザリングを行うのがよろしい。










 いい感じで仕上がった。こうして写真を眺めると、ちょっと腕を上げた感があって、大変良き。

2023年8月25日金曜日

S-model 1/72 Renault R35 Light Tank ver.one more (long barrel version)

 S-model 1/72 ルノーR35軽戦車は2台セット。もう一台は長砲身バージョンで完成させた。後期型ということになるんだが、後期型は別のキットとして発売されているので、砲身を長くしただけで後期型になるとは言えないかもしれない。

 塗装パターンは同じ。思いのほかうまく塗り分けができた。どちらかが塗装を失敗すると思っていたが、2台とも同じ迷彩で完成。







 WW2のフランス戦車の迷彩は独特。この迷彩パターンの意図を知りたいと思う。WW1では戦場に絵描きを動員して迷彩を塗ったということがだが、芸術的な要素も迷彩には求められたのだろうか。迷彩塗装の目的は形の誤認と威圧感なのか。










2016年ベスト5.