2024年7月19日金曜日

Hasegawa&ESCI 1/72 M13/40 Carro-Armato

 

上野御徒町の中古プラモ屋さんで購入。年季入りの箱。



M3LEE完成後、すぐにM13/40の製作に着手。砲塔とハッチのハンドルを真鍮に置き換えた。履帯のたるみは0.3mmのピアノ線で表現。ピンバイスで開けた穴にピアノ線を挿入して足回りも補強した。

 変化が欲しかったので、塗装はバフ、フラットグリーン、フラットブラウンの3色迷彩。でもこのパターンはイタリア軍ではなく、ドイツ軍のもののようだ。





 戦車兵を載せた。磁石で留めているので、取り外しもできる。また、乗り出しも変化させることが可能。




 IBGからM13/40が発売されているけど、最近の円安を反映してか、少々お高い。このキットはエッシー製で発売もされていないようだが、中古でもお手頃価格、履帯以外完成度も高い。今回は履帯のたるみとかもうまく表現できたけど、塗膜が不均一で塗装がイマイチな気がする。出来としては75点かなぁ。



2024年7月13日土曜日

Hasegawa 1/72 M3 Lee


 

 ハセガワ1/72M3Lee中戦車。昔作ったのをこのブログにも紹介しているけど、また作ってみたくなった。今回はちゃんと手を入れて丁寧に作ってみました。

主なカスタマイズは次のとおり。
①フェンダーを残してサイドスカートを省略
➁φ0.3真鍮線でライトガード、手すり、アンテナを作成
③37mm砲身を真鍮パイプに置き換え
④砲塔の前盾をプラバンとプラ棒で自作
⑤機銃を真鍮パイプに置き換え
⑥エンジン上に載る「物入れ」の形状変更(無駄に高さがあるように思ったので、削って低くした)

 車体はタミヤのアクリル塗料のフィールドグレーを水で二倍に薄めて3回塗りした。筆塗りはどうしても塗膜が厚くなって、モールドを緩くしてしまう。この塗装方法であれば生地がギリ隠れるくらいの塗膜が作れる。薄めるのは溶剤ではなく水がいい。溶剤を使用すると妙に艶が出てしまう。
 サンド色のフィルタリング、赤錆や黒錆のウエザリングなどで色調がさらに暗くなってしまうので、オリーブドラブは使わない。ミニスケールの戦車は指定色をそのまま塗るのではなく、明るめの塗装色にするのが基本。今回のフィールドグレーでもイエローを混ぜて少し明るめの塗装にしても良かったかなと思っている。
 ウエザリングまで終了したら、艶消しのトップコートを吹く。これで水溶きした塗料の薄い塗膜をしっかりと保護できる。

 ウエザリングはエナメル塗料を溶剤で薄めて使用、必要に応じてタミヤのウエザリングマスターを削って溶かし、錆や泥を表現した。フラットブラックやフラットブラウンを溶剤でサラサラに薄めてウエザリングマスターの「スス」や「サビ」を削って混ぜると黒錆、赤錆が表現できるので楽しい。でもやり過ぎ注意。




 今もこのキットはハセガワでもラインナップされているけど、新品キットは見つけられなかった。たまたま御徒町の中古プラモ屋さんで見つけて購入したけど、1500円は新品よりも高いような。




似たもの同士で記念写真

 ハセガワのHPで確認すると、税込み990円で今もラインナップされていた・・・1500円で買ってしまった。
 でもこのキットはフェンダーのライト以外は素組みでも十分通用する。でも購入意欲を削ぐ、HPのこの完成写真はなんとかすべきでは。






2024年4月13日土曜日

S-model 1/72 Pz.kpfw.ⅠAusf.A

 S-model1/72一号戦車A型を作る。下北沢の模型店サニーで購入した。仕事の関係でよく行く下北沢。メインストリートから少し外れたところにある小さなお店だけど、AFV関係が充実している。当分はこのお店のお世話になりそう。
 

 一台は中国国民党軍仕様。迷彩はこの写真を参考にしたけど、国民党軍の一号戦車はダークグレーの単色塗装だったようだ。

 もう一台はこの塗装を参考に。実際はスカイブルーとカーキを使う。フィルタリングすれば色調は落ちるから敢えて明るめのカラーで塗装。

 塗装はいつものアクリル塗料。塗膜が厚ぼったくならないように、下塗りも省略し水で2倍に薄めたアクリル塗料を塗装を行う。2回程度塗り重ね。多少の色むらもウエザリングで目立たなくなる。国民党塗装には黒のボーダーが入るけど、これは水性フェルトペンで。


 砲塔ははめ込むだけだったので、マグネットとナットをパテで取り付け、砲塔を外れないようにした。

キットの箱は収納ケースに。







2024年1月21日日曜日

Revel 1/72 Pz Kpfw Ⅳ Ausf.J

 四号戦車J型を作る。ツェルツェンは1/72ではオーバースケール気味になってしまうし、壊してしまうのでやめた。ツェルツェンは度重なる戦闘で外れてしまい、履帯を代わりに着けている...そんなストーリーで作ってみた。

御徒町の中古プラモデル屋さんで購入。組み立て説明書も年季が入っている。

 戦車兵を載せるけど、小さなマグネットを使ってちょっと今回は工夫した。戦車兵の見せ方も少し変えることができる。これからは戦車兵の塗装が私の課題だね。

 いつものアクリル塗装は筆塗りで3色。ダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウンに拘らずに薄め、軽め、明るめに調整した。ダークイエローは使わずにバフを使った。アクリル溶液を筆に付けて境界をぼかしたり、下地が見える寸前くらいまで塗膜を取ったりと、経年変化を意識した塗装に。こういった塗装経年はウエザリング段階ではなく、塗装段階である程度表現しておく必要がある。
 
 最近、軽戦車や装甲車ばかり作っていたので四号戦車はデカいと感じたが、パンサーと並べるとはやり小さく古典的な戦車と感じる。






ウェザリングを追加したマークⅥ軽戦車と。
 追加装甲として履帯を取り付けた。キットの履帯に加えて、砲塔にはキングタイガーの履帯、車体前面にはキングタイガー、M4シャーマンとヴィッカーズ戦車の履帯を張り付けている。追加装甲の履帯は①錆止め塗装色に塗装→➁車体色のバフを薄めに塗装→③ウエザリングカラーの錆を溶かし込んだエナメルのレッドブラウンを溶剤で薄めてしみ込ませるように乗せて、錆びの浮き出た経年を表現した。


 アクリル塗料で薄めたバフを全体に乗せた後に綿棒でふき取りウォッシング。迷彩の境界線が少しボケるし、綿棒で塗装も少し取れてくるので、経年した塗装が表現できる。ここでマーキング貼って艶消しコートを吹いて塗装工程は終了。この後、エナメル溶剤、エナメル塗料、タミヤのウエザリングカラー(エナメル塗料に粉にして混ぜ、ピグメントに)で墨入れとドライブラシでウエザリング仕上げを行った。今回は泥、黒さび、赤さび、煤の4色でウエザリング表現を行った。





結構、いい感じに仕上がった。筆塗りもここまでやれるね。



2016年ベスト5.