2024年7月13日土曜日

Hasegawa 1/72 M3 Lee


 

 ハセガワ1/72M3Lee中戦車。昔作ったのをこのブログにも紹介しているけど、また作ってみたくなった。今回はちゃんと手を入れて丁寧に作ってみました。

主なカスタマイズは次のとおり。
①フェンダーを残してサイドスカートを省略
➁φ0.3真鍮線でライトガード、手すり、アンテナを作成
③37mm砲身を真鍮パイプに置き換え
④砲塔の前盾をプラバンとプラ棒で自作
⑤機銃を真鍮パイプに置き換え
⑥エンジン上に載る「物入れ」の形状変更(無駄に高さがあるように思ったので、削って低くした)

 車体はタミヤのアクリル塗料のフィールドグレーを水で二倍に薄めて3回塗りした。筆塗りはどうしても塗膜が厚くなって、モールドを緩くしてしまう。この塗装方法であれば生地がギリ隠れるくらいの塗膜が作れる。薄めるのは溶剤ではなく水がいい。溶剤を使用すると妙に艶が出てしまう。
 サンド色のフィルタリング、赤錆や黒錆のウエザリングなどで色調がさらに暗くなってしまうので、オリーブドラブは使わない。ミニスケールの戦車は指定色をそのまま塗るのではなく、明るめの塗装色にするのが基本。今回のフィールドグレーでもイエローを混ぜて少し明るめの塗装にしても良かったかなと思っている。
 ウエザリングまで終了したら、艶消しのトップコートを吹く。これで水溶きした塗料の薄い塗膜をしっかりと保護できる。

 ウエザリングはエナメル塗料を溶剤で薄めて使用、必要に応じてタミヤのウエザリングマスターを削って溶かし、錆や泥を表現した。フラットブラックやフラットブラウンを溶剤でサラサラに薄めてウエザリングマスターの「スス」や「サビ」を削って混ぜると黒錆、赤錆が表現できるので楽しい。でもやり過ぎ注意。




 今もこのキットはハセガワでもラインナップされているけど、新品キットは見つけられなかった。たまたま御徒町の中古プラモ屋さんで見つけて購入したけど、1500円は新品よりも高いような。




似たもの同士で記念写真

 ハセガワのHPで確認すると、税込み990円で今もラインナップされていた・・・1500円で買ってしまった。
 でもこのキットはフェンダーのライト以外は素組みでも十分通用する。でも購入意欲を削ぐ、HPのこの完成写真はなんとかすべきでは。






2016年ベスト5.