2015年12月29日火曜日

FUJIMI 1:72 TIGERⅠ EARLY Version

     フジミ1/72のタイガー1。基本塗装が終わった状態。ここで止めちまおうかと思った。疲れたぁ。 恐ろしいキット。トランぺッター1/72フェルディナンドもキャタ組みは苦痛だったが、あれはおそらくプラモメーカーのチョンボ。しかし、このキットは確信犯。その筋のマニア(?、そっか俺のことかも。)にはたまらないだろう。部品点数は1/35のよりも多いかもしれない。
 
    上級者向きと箱に記載。できれば上級者で忍耐のある人向きと書いてほしいかった。細かな部品は仕方がないとしても、このキットには作る喜びを感じない。4つのパーツの繋ぎ合わせて作る砲身(ツクシのように曲がっちゃうよ)、別パーツの転輪のトーションアーム(完全に強度でるまで一日置いた)、分割式キャタのパーツ割り(まっすぐな部分も組まなくてはいけない!)、砲身稼働軸のスペーサ(訳わからん)など。労力の割に効果が見いだせない。もう少し一体部品を増してもいいだろう。作るのに実働4日ほど要した。
 
   でも、大阪出張でS-MODEL3号戦車を買ったので、恨みつらみはこれくらいいしておこう。

    ハッチやエンジン上部の手すりを真鍮で自作した。それからリアの排気管のカバーは凹みのあるダメージ加工をカッターナイフで行った。両サイドのオーバーフェンダーも曲がった感じのダメージ加工も実施。
  
   久々の単色塗装。迷彩パターンでは誤魔化しは効かない。墨入れやウエザリングはネットで勉強してから臨んだ。

スコップやワイヤーも何度か塗り重ねを行った。

ウエザリングには4種類の薄めのカラーを重ねて。

   転輪のゴムはフラットブラックで塗装。初期型の複合転輪。転輪がいっぱいだが、一生懸命に塗装した。組み立てると塗装できないので、会社から帰ると一人でシコシコと転輪ゴム塗装。いい親父が何やってんだろうね。しかし、組み立ててみると実際に見えるのは1/4程度。なんだかなぁ!  もったいなくてウエザリングは最小限に。転輪のゴムは汚さない。

  ハセガワのタイガーと比較するとやっぱりこっちがいいね。苦労したもの。ハセガワのタイガーは少し背が低く、ややプロポーションが不自然かもしれない。
 
 
  で、いろいろと並べてみた。
  



    A4コピー用紙をバックスクリーンにして4台並べた。ミニスケールはいいよね。ミニスケールはディテールを犠牲にしているかもしれないが、収納もディスプレイも省スペース。
    フジミ1/72タイガーは1/35並のディテールをミニスケールぎりぎりの線で目指したキットなのか。冒頭にボロクソに書いたけど、このキットにはミニスケールAFVのプラモデルの方向性を世の中に問うという崇高な目的があるのかもしれない。


   しかし国内マーケットだけでは市場が小さい。FUJIMIとしてグローバルな市場に1/72タイガーを出すべきだ。インターネット通販体制の積極的なグローバル化であれば、イニシャルも小さい。国際市場で売上を確保、1/72のパンサー、シャーマンやT-34と「上級者向け」または「忍耐力のある人向け」シリーズを確立してほしいと思う。ボロかすに言っても結局、最後は応援しているよなぁ。

2015年12月4日金曜日

ACE CORPORATION 1:72 TIGERⅡ

 ACE CORPORATION 1/72 キングタイガーを作る。メルカバ以来の大きな図体に感動した。
  アンブッシュ迷彩を行う。まずはスプレーで薄くダークイエローを吹いた。それから薄めのダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウンでパターンを描いていく。そして点々を極細筆で描く。根気の要る作業となったが、結構楽し。実際はもう少し粗く点を描いたようだけど。
 

 
    墨入れだけして汚しは控えるつもりだったけど、調子に乗ってウエザリングしてしまった。ウエザリングマスターを薄めたエナメル塗装に混ぜたり、直接筆に乗せたりして汚す。  ここまで汚すとフェンダーのダメージも再現するべきかもしれない。
 
    キングタイガーと97式改。なんかスケールが違うのではと思うくらいに大きさが違う。同じ時代の戦車だが、決して並んで写真に納まることはなかっただろう。こうやって比較できるのも模型ならでは。

キングタイガーとシャーマン。


キングタイガーとクロムウエル戦車。

     四号戦車、フェルドナンドやプーマよりも格段に作り易い。塗装作業
も楽。実車においても生産性を考慮した結果かもしれない。
 
T34/85とツーショット。






2015年11月22日日曜日

FUJIMI 1/76 M36 JACKSON TANK

  フジミ1/76のM36ジャクソン。税込み693円。安い。1/76だけどこの値段は魅力。キットは内部まで再現されている。ドライバーシート、砲塔内部やエンジン内部。すごいの一言。一生懸命作ってもほとんど見えなくなる。それに、このスケールで作る自信はないから省略。

  オープントップの砲塔には破片の飛び込み防止としてカバーが付けたタイプもある。カバーを自作して取り付けた。これで、クルーを作らなくても済む。ミニスケールではクルーを作る自信が無い。

タミヤのアクリル塗料のオリーブドラブは色が暗すぎる。黄色を加えて明るい色調にした。

単色塗装って改めて難しいと思う。


フジミとハセガワ。フジミの方が優れているのはと思う。KV-Ⅰ・Ⅱやヤクトタイガーも作ってみようと思う。

2015年11月8日日曜日

TRUMPETER 1:72 French Char B1 bis

  トランぺッター1/72フランス重戦車B1bis。 トランぺッターはキャタピラで懲りたが、今回はベルト式なので安心。作りやすいキットだった。モールドも最高にいいし、はめ合わせもグッド。いいキットだと思う。
 
  塗装はすべて筆塗り。独特な迷彩パターン。大味にならないように細かな曲線を心掛けた。イギリスの直線パターンの迷彩ばかりだったから、新鮮だ。デザインがなんかオシャレ。ジプリの「ハウルの動く城」に登場してもおかしくない雰囲気がある。
  ラッカー系ダークイエローを薄く全体にスプレーした。ダークグリーンを少し明るめにしたものとレッドブラウン。境界線はフラットブラック。ダークグリーンとレッドブラウンでそれぞれ迷彩パターンの外郭を極細筆で描く。中をそれぞれ塗り込んで、境界線を1mmくらいの太さでフラットブラックで描いていく。3色とも薄めにしてはみ出したり、かすれたりしたところを補修しながら進める。ブラックで墨入れして、さび色・メタリックグレー・デザートイエローで控えめにウエザリングを行う。


  40mmクラスの砲を持った回転砲塔と車体に75mmクラスの短砲身。この取り合わせはチャーチルⅠやM3リーと同じ。WWⅠ後の一時期の戦車思想を色濃く反映している。進化の過程で淘汰され消えてしまうのだが、このクラシカルな外観は大好きだ。

  WWⅡのミニスケールAFVも作りたいものはほとんど作った。さて、これからどうするかな。

2015年11月3日火曜日

FUJIMI 1:76 TYPE 97 CHI-HA KAI

 フジミ1/76の97式戦車改を作る。4色迷彩に挑戦。完成したらウエザリングするのはもったいなくなった。当分は墨入れも汚しもしない。

消音器は金網を接着した。少しオーバースケールだな。

  アンテナは自作。大体この位置に付くようだ。0.3mmの真鍮線に0.3mmの針金を巻き付けてそれらく見えるようにした。 

汚すのは止めた。せっかくきれいに塗装できたから、勿体ない。

  塗装は説明書通りに。97式の反省から、塗装パターンはオーバースケールにならない様に注意した。4色迷彩になるのだが、自衛隊的な雰囲気。少し現代的な感じがする。
  説明書によると、4色塗装はミドルストーン、ウッドブラウン、ダークグリーン、マホガニーとなっている。ウッドブラウンとマホガニーの違いがよくわからない。ミドルストーン→カーキ、ウッドブラウン→NATOブラウン、ダークグリーン→オリーブグリーン、マホガニー→ブラック(30%)+ハルレッド(70%)と解釈してペイント。
日本的な美しいフォルムだと思う。このデザインから自衛隊の61式戦車が見えてくるようにも思う。
砲塔が違うだけでも印象が変わる。チハ改の方がモダン。




  

  戦後まもなく、中国の人民解放軍が遺棄されたチハ改を発見。日本の整備兵に整備を行わせて使用した。国共内戦で活躍、その車両は「功臣号」と名付けられた。現在は人民解放博物館に展示されている。1959年まで訓練用として人民解放軍が使用していたらしい。4号戦車や3突、駆逐艦「雪風」の話を思い出す。戦争の逸話だが、何かロマンを感じる。 

2015年10月31日土曜日

FUJIMI 1:76 MATILDA Ⅲ

  フジミの1/76マチルダⅢを作る。クルセイダーを作ってからというものWWⅡのイギリス戦車にハマった。イギリスらしい雰囲気がある。性能的には見るべきものがないみたいだが、無骨で戦車らしいと思う。

  マチルダは昔、タミヤ1/35で作った。スカイブルーを迷彩に使う、そして直線的なパターンは独特。白黒の説明書からは理解できず、その迷彩塗装に踏み切れなかった。結局、ダークイエローの単色に塗装した。
  今回はダークイエロー、スカイブルー、オリーブドラブの3色迷彩。バレンタインと同じ。
  直線的なパターンはマスキングテープで書き入れた。もう慣れたもんだ。滲んでも焦らずに後でゆっくり手直しをすればいい。マスキングするというよりも定規として使う感じ。
  それから、砲塔のラックは真鍮線に置き換えた。そして「シート巻き巻き」を板オモリで自作。フラットベースを薄めて塗ると白っぽく粉をふいたようになる。これはこれでいい感じだね。
  キャタ回りが装甲版で覆われているところがマチルダの特徴。ここを如何に表現するかがこの戦車の魅せ方。うまくできたと思ったのだが、写真で見るとイマイチな感じ。
  側面に車体番号と思しき番号を大きく描いている。1/35M41から「1」のデカールを流用して貼る。でも、なんだかサンダーバード1号のような感じになった。そういえばサンダーバードもイギリス製だった。サンダーバードのメカのデザイン、それからマチルダやバレンタインのデザインも何か共通した英国テイストのようなものを感じる。
  中古キットを買った。デカールは黄ばんでいたが、何とか使うことができた。今回はこれが一番緊張した。しかし、赤白の識別マークは新鮮。
  エンジンルーム上部の排気管を紛失。あり合わせの直径1mmカラー被覆銅線で置き換えた。これがまたいいんだな。うまく収まっった。1mmカラー被覆銅線は工具箱に入っていたものだが、いつ買ったのだろうか。

  左からバレンタイン、マチルダ、グラント。1/72はグラントだが、もう1/72でも1/76でも、どうでもいい感じがする。ちょっとしたスケールの違いは無視できる程度だ。
  WWⅡのイギリス戦車(一部、装甲車)。A4のコピー用紙に全部並べることができる。ミニスケールの戦車は省スペース。改めて実感。しかしグラントの迷彩がやけに目立つよね。(スマホでミニスケの写真を撮っているけど、白のバックスクリーンもA4コピー用紙1枚。)
  それにしてもよくもまぁ作ったもんだ。呆れる。ミニスケールのイギリス戦車はほとんど作ったのだろうか。マチルダⅠを作ってみたい。何ともトボけた外観がたまらない。でもミニスケールでは見たことない。
  

2016年ベスト5.