2016年8月24日水曜日

EMHAR 1:72 A7V ”STURMPANZER”

 EMHAR 1/72 A7V。このメーカーは初めて。一枚の板から箱状の車体を組み立てる感じ。パーツ構成はシンプルだが、箱組みが非常に難しかった。どうしても隙間が空く。指で挟んで硬化をまったので、とても時間がかかった。.

苦労したおかげでドクロのマークがかわいく見える。

後ろも同じ形状。大砲が機銃2丁に変わるだけ。

  本当に箱な外観。まじめに迷彩塗装するつもりだったが、ついつい塗装で遊んでしまった。当時のA7Vの写真を見ると、兵士がどっさりとA7Vの上に乗っかっているものが多い。戦車が珍し頼もしい存在だった。菱形戦車はサスペンションはなく転輪直付け、キャタもむき出しで、乗っかるには今一つ。A7Vは上面が平らだし乗りやすい。高さもあって気持ちいいのかもしれない。さらにA7Vはサスペンションがあるので乗り心地もよかった。

実際にこの迷彩パターンのA7Vにはない。でもなんかかわいいよね。



ご先祖様とタイガーⅠ.

  菱形戦車マークシリーズは塹壕戦を想定した機能的な形状。それに比べてA7Vは中世ヨーロッパの匂いがする。実にユニークな形状。

  
菱形戦車マークシリーズに続いて今回はA7Vを作ってみた。WWⅠの戦車ってある意味新鮮だ。乗り物というよりもいっそう機械という側面がある。WWⅠものとしてホイペット戦車をストックしている。ホイペットも結構、ユニーク。作るのが楽しみ。ルノー軽戦車とサンシャモン戦車を作りたいが、ミニスケールであるのかな。

  当時、ドイツではA7Vはほぼ手作りだった。一方、イギリスの菱形戦車マークシリーズは工場のライン上で生産されていた。生産台数もマークシリーズが圧倒する。兵器を含めて工業製品は効率よく、部品点数を抑え簡略化し如何に大量に作るかが重視されるようになる。
  しかし2000年代。モノづくりは大量生産方式だけでなく高品質多品種少量生産にも注目が集まる。ユニットを制限することで参入障壁も作れる。そういったトレンドを牽引しているのがドイツの高級自動車メーカーをいうのも面白い。

2016年ベスト5.