2025年5月25日日曜日

Military Wheels 1/72 T-60 (Zis-19)

 Military Wheels 1/72 T-60. 第二次世界大戦のソビエト軽戦車のプラモデル。千葉県市川市のプラモデル屋さんで2022年に買った。作り始めたのはたぶん2年前。完成しないキット、ミリタリーホイールズのT-60、ようやく完成。

 Military Wheelsなんて知らんメーカーだけど、この立派なパッケージに惹かれて買った。税込み2310円。
  組立説明書もレベルやタミヤよりも立派な上質紙。砲塔を外せば少しだけ見ることができる、内部まで再現されているキット(内部の製作は断念したけど)。

塗装ガイドもカラー刷りの上質紙。

 でも中身は簡易インジェクションキット。最高にあまいモールド。溶けたようなパーツの数々に絶句。以前作ったACEの二号戦車のキットなんてこれに比べたらタミヤ品質。

 角出しやヒケの修正を行い、とろけて使えそうにないパーツを自作したりして、なんとかこの状態まで組み立てた。しかしあまいモールドの分割式履帯や別パーツのサスペンションパーツを見て気持ちが折れた。放置。
 でも、先日のGWにドライブで立ち寄った大阪市本町のプラモデル屋さん。店員の方とお話をしていて、このキットを思い出した。このWMのキットにはミニスケール戦車モデラ―の皆さんが苦労しているらしい。人呼んで、「完成しないキット、Military Wheels」。ならば完成させてやろうではないか。再挑戦することにした。

 作りかけのクロムウェル戦車を完成させて組立再開。とろけた足回りのパーツは泥汚れで誤魔化すと決めた。そんな感じの諦めと割り切り精神で足回りは意外とスムースに組めた。

 でもさすがに砲身はプラ棒で自作することにした。カタチになってきたので一気に車体塗装まで行った週末。塗装色は自作のロシアングリーン。

 基本塗装完了。ここまでが長かったなぁ。完璧症なモデラ―さんは手を出してはいけないキット(笑。また自暴自棄なモデラ―は途中で捨てしまう恐れがある(私)。多少のでっち上げを許容、諦めと割り切り精神を持つそんな人生経験豊富なモデラ―にお薦めなキット...。
 

   思えば長い道のりだった・・・しみじみと眺める。ウエザリング前の無垢な姿を^^。
   砲塔が思いっきりが偏芯しているところなんかチハ車のようだ。
 でも武骨な感じはなく、T34に繋がっていく傾斜装甲がスマートな印象を与える。なんだかそれなりに味のあるフォルム。駄目駄目キットでもやっぱり愛着がわく。Military Wheels社はウクライナにある。ロシアとたいへんなことになっているけど、この完成でMWの社員たちも喜んでくれるだろう。

 水で薄めたフラットホワイトにウエザリングマスターのスノーを加えて、フィルタリング。しっかりと拭きとった。これで冬迷彩を雪解けに併せて拭き取ったような感じに仕上げる。その後、溶剤で薄めたエナメル塗料でウエザリング。なんとか完成まで漕ぎつけた。

こうして眺めると、意外とスタイリッシュかも。

このアングルが一番見映えするように思う。







意外とカッコいい奴かも。


あっぱれ!

でも男前のT34と並べると見劣りがするな。

自走砲車両(名前なんだっけ?)と並べても迫力で完敗。


ソビエトはT34が登場するまで、信じられないがこのT60も戦列に加えていたようだ。


ということでいつものように、JW-CADで箱を設計して...

箱を厚紙に印刷してカットして組立て、T-60を、

収納できるようにしました。1/72は収納も省スペースで良き。