2023年7月1日土曜日

UM 1/72 Vickers Light Tank Model'E' (version 'F')

 市川のプラモデル屋さんで購入。クラシックな外観がいいけど、これも作りにくいキットだった。華奢な足回りと多用されるエッチングパーツに翻弄された。転輪は小さくしかも複雑極まるシーソー式で、一気に組むことができず作っては一日おいて接着強度を確保した。
 履帯は組み立て式。飛ばせばまずは見つからない細かな部品。そして無いに等しい接着代。緊張の連続。そしてUMの特徴と言える、部品共通化とエッチングやレジンパーツ。これで様々なモデルを展開できるんだけど、シャーマン5に続き今回もここまでするかなぁと感心した。

 塗装はクラッシクな雰囲気を出せたと思う。でも組み上がりの未塗装の見た目は酷く、こりゃ、あかん途中放棄かと思った。半ばヤケクソで塗装、この思い切りが良かったのか、そこそこの見た目になったと思う。この様な迷彩があったとは思えないけど、許してください。


 このサイズでよくもここまで作って塗ったもんだ。でもミニスケールの戦車モデルはこの凝縮感が堪らない魅力だと思う。

 砲身はプラ部品だったけど、真鍮パイプに交換している。交換するとどうしてもオリジナルより長くしてしまう。こんかいも5mmほどオリジナルより長くなっている。

 フロントの前照灯はフェンダーに1か所づつで2灯式だった。ライトは直径2mmのプラ製でそれにエッチングパーツ製のスタンドを取り付けてフェンダーに取りつける。でもこれは私の技量では無理(これを組めるモデラ―はおそらく購入者の25%くらいではないか)。前照灯は無でも良かったけど、1灯式の前照灯をフロント中央に適当に取り付けた。なので、ボロ隠しもあって少しうなだれて下向きにしているw。

 砲塔はバケツ形状のプラ部品にエッチングパーツを張り付けていくことで完成する。これも初体験。砲塔の後部にある出っ張りは下地はなく、エッチングパーツを箱状にして取付す
る。これはスムースに隙間なく組み立てできた。まさに奇跡。感動もの。
 最後にこのキットの不思議。フェンダーに乗る予備転輪2コは金属削りだしパーツになっている。なんだろうか。色を塗ってしまえば、別にプラでもいいよね、これ。それに予備転輪が無くてもプラキットとして成立すると思うけど。「予備転輪は奮発して金属パーツにするから、どうか許してね・・・」。何を許せというのかww。












2016年ベスト5.