2016年4月30日土曜日

UM 1:72 Sherman VC Firefly

  UMのシャーマン・ファイアフライを作った。中古のプラモデル屋さんで、箱がない状態で売られていた。1000円だったかな。ミニスケールと言っても外国産は2000円超えなので、思わず買ってしまった。家でコツコツと作ってようやく完成。

  UMってユニモデルという。足回りや車体を流用しまくってシャーマン系のラインナップはハンバない。昔作ったここのシャーマンと部品構成はほぼ同じ。要はパーツを選んで組立てるだけなのだ。ウクライナモデルのシャーマンをどれか買えば、イージーエイト以外は全部作れる。違っているのは箱の絵、組み立て説明書、デカールとエッチングパーツだけ。凄いVE。本来は選択式キットで販売すればいいと思うが、UMは商魂たくましい。

  のっぺりしているので車体側面と砲塔前面に増加装甲を追加した。想像の世界だが、シャーマンも増加装甲していたから、ファイアフライにもあっていい。

ウクライナモデルのデカールは使えない代物なので、クルセイダーのものを使用。




 全体的にモールドが甘い。運転席・助手席(?)のハッチ回りと砲塔後部の物入れはペーパーを当てて角出しした。それからヒケも多く、パテ補修を数か所行っている。フックやライトガードは真鍮線を使用した。

  塗装は相変わらず筆塗り。エアブラシもいいけど、作るプロセスを楽しむのであれば筆塗りがいい。

  昔作った、ウクライナモデルのシャーマンと並べてみる。このシャーマンはタミヤのオリーブドラブをそのまま塗った。まるでカブトムシ。ウエザリングを工夫しても汚れたカブトムシになるだけ。「戦車いっぱいね。オジサン、どれか頂戴。」と言われたら、真っ先にこいつをアゲると思う。ウクライナモデルのプラガ38tも一緒にアゲるかもね。

  単色の筆塗りでは溶剤で薄めてフラットベースを効かせた明るめの色で塗装して少し違う色合いをドライブラシして仕上げていくのがいいと思う。

  タイガーⅠと並べる。ファイアフライはタイガーⅠの正面装甲をぶち抜くことができた。ドイツ軍からは目の敵にされたそうだ。一番に狙われるのを防ぐために、砲身を短く見せるカモフラージュを行っている。今回も再現してみたが、少し滑稽でもある。

  釣りやサイクリングにも行きたいが、晴れた休日は嫁や子供にドライブや買い物をせがまれて運転手兼財務担当で出掛ける。残った時間でやれる趣味と言えば、「プラモ作り」になる。でもインドアな生活も飽きたな。

2016年ベスト5.