2016年7月9日土曜日

FUJIMI 1:76 HETZER

  ここ1か月は出張が多かった。ホテルのエアコンの調節が効かず、喉を傷めてしまった。咳が止まらない。この前の休みには熱が出た。というので、まともにプラモデルに付き合えなかった。フジミのヘッツアー、少しづつ作ってようやく完成。
  フジミのヘッツアー、なんとなく出来のよくないキットのような印象があって手を出さなかった。ヨドバシカメラに行くと再販されていた。美しいパッケージの箱絵がカッコいい。ついつい買ってしまった。

  フジミの1/76ヘッツアーは1000円を切るお手頃価格なのだが、キャタがネック。分厚く、ゴムっぽい。ネットでも写真が紹介されている。ここの誤魔化しが重要。JS-1や3号突撃砲のようにキャタをリニューアルしてくれるといいんだが。
  でもキャタは弄りようがない。しかしそれ以外のディテールアップでカバーするのだ。手すりと真鍮線で追加、溶接跡を火で伸ばしたランナーで表現などなど。重しにナットを入れる。
  それにしても参った。転輪の一部を紛失。見当たらない。途方に暮れた。UMのシャーマンの転輪を加工して何としのいだ。豆粒のような転輪を探して2日。部屋がだいぶ綺麗になった。
  塗装はバフをベース塗装して、明るめのオリーブドラブと明るめのNATOブラウンで迷彩。ヘッツアーと言えばアンブッシュ塗装なのだが、今回はパスした。キングタイガーでアンブッシュ塗装を行ったので、そちらを見てください。
  迷彩塗装はすべて筆塗り。細筆で輪郭を描いて、面相筆で内部を塗装。仕事から帰っては少しずつ進めていく。
手のひらに5台くらい乗せられる大きさ。子亀のようでかわいい。
  キャタも残念だが、予備キャタピラと機銃も残念な形状。体力気力が残ていたら、ここも手を入れたかった。とは言え、楽しかった。キットが古かったり出来が悪かったりしても出来る範囲で手を入れていけば楽しいもんだ。
  UM1/72の38tプラガと比較。こちらのヘッツアーは1/76なのだが、スケールの違いは全く感じない。1/76のヘッツアーの方が少し大きい。
  そう言えば、フジミ1/76にもプラガが発売されている。足回りはヘッツアーと共通。ヘッツアーはキャタ部分に補助装甲があってキャタが隠れるが、プラガには補助装甲がなく、分厚いゴムキャタが丸見えになる。ここを作り込んでカバーする自信がないので、フジミのプラガには手を出せない。フジミのヘッツアーは動輪の歯にしっかりとゴムキャタを食い込ませてから、キャタの弛みを出せば何とか誤魔化せる。
  フジミもハセガワもミニスケールAFVの新作やリニューアル版を発売してほしいと思う。

2016年ベスト5.