2024年11月10日日曜日

ITALERI 1/72 Sd.Kfz.234/4

 御徒町の中古専門のプラモデル屋さんで購入。もう2、3年は積プラになっていたが、2024年10月下旬に製作に着手、11月9日に完成した。オープントップの戦闘車両って内部が見えるので好きではないが、このキットを作って考えが変わる。内部が見えると凝縮感がアップ、ミニスケ―ルAFVとしては結構美味しい部分であった。
 デザートイエロー、日本海軍機内色(グリーン系)、NATOブラウ。それぞれ2倍希釈して迷彩塗装を行う。ウォッシングを水で5倍希釈したデザートイエローでやると、塗装の境界が微妙にボケてよろしい。72は筆塗りで十分かもしれない。ウエザリングを一通りおこなったら、NATOブラウンとデザートイエローの見分けがつかなくなったゾ。でもこれはこれで良し、ヤレた感じがいい。

 砲盾はプラバンで二層化。完璧に二重化するのは大変だけど、この程度であれば比較的簡単。お薦めのカスタマイズ。


 このキットを作る方は注意いただきたい。イタレリのキットだけど、砲身まわりのパーツが変だ。砲身が駐退機の後に下がった状態にパーツ化されている。砲撃した直後の砲身位置なのでこれはマズい。砲身と駐退機をカッターで分離して取付し直した。
 それから砲身の高さが低すぎる。プラバンで3mmほど嵩上げして砲身を取り付けた。



フジミ1/76一式砲戦車と内部比較。内部の作り込みはイタレリの方が精密でGOOD。


















  ようやく完成した。いろいろとあったけどSd.Kfz.234/4はとてもカッコいい。スマートで強そうに見える。でもこの車両、Sd.Kfz.234/4と呼ぶしかないのだろうか。プーマのような愛称があるといいのだけれど。

IBG Type95 Japanese Light-Tank

 

下北沢のサニーで購入した。しばらく積みプラになっていたIBG 1/72 95式軽戦車。良くできたキットで素組みで十分楽しめる。それにしてもこんな旧式の軽戦車でよくもM4と戦ったもんだ。

 塗装は説明書の通りにダークイエロー、レッドブラウン、ダークグリーンで迷彩塗装を行った。これってドイツ軍と一緒じゃんと思いながら、いつもの通り筆塗り。2倍に水で希釈してダークイエローからダークグリーン、レッドブラウンの順に塗装。
 結果はドイツ軍軽戦車には見えず、何処から見ても旧日本軍の軽戦車95式。97式にしてもこの95式にしても、戦国時代の甲冑をイメージさせるデザイン。何色に塗っても旧日本軍の戦車になるね。

意外だけど、ルーカスの方がやや小さい。













 3式戦車と89式戦車に戦車兵を載せた。この二人の見た目がイタい。なんと低レベルな仕上がり。私の課題は「兵隊さん」をしっかりと作れるようになることだ。この画像で改めて痛感。


2024年8月18日日曜日

S-model 1/72 M22 Locuat Airborne Tank

 下北沢のプラモデル屋さんで見つけた。このフォルムに惹かれてそうそう、これこれって買ったけど、この戦車には物語がほとんどない。WWⅡの連合軍空挺部隊用に開発された戦車だが、イギリスがちょっと使ってみただけ。戦後はアメリカで訓練用に使ってはみたがすぐに退役。それから第一次中東戦争でちょっと使用されたことがあるそうな(キットにもイスラエルのマーキングがあるけど、どこの国のマーキングでどこに貼るかとか、全く説明はなし)。作るとなると、イギリス空挺部隊仕様、イスラエル仕様かアメリカ軍訓練部隊仕様にするしかない。塗装もサンド系かダークグリーン系の2択。
 なんか製作意欲は沸かず放置していたが、2024年夏休みの課題として製作に着手した。イスラエル仕様とイギリス空挺部隊仕様でいかが。車体色はイスラエルはデザートイエロー、イギリス空挺部隊仕様は「コクピット色(日本海軍)タミヤアクリルXF-71」とした。連合国軍のオリーブドラブ色は1/76や1/72では暗くなりすぎるので、「コクピット色(日本海軍)」にした方がいい(笑。
 砲身を何とかせねばと思い、弄りだした。イギリス空挺部隊仕様はそれなりに見えるように改良できた。でもイスラエル仕様では力尽きてφ2mmの真鍮パイプをポン付けしてしまった。イスラエルが魔改造、50㎜砲に換装したスーパーローカストということで。渡バッタにスーパーを付けてもあまり強くなさそうだけど。
 戦車兵を載せてみた。頭だけ出すので、私のスキルでもなんとか誤魔化せると思ったが、顔色が少し悪くなってしまった。ゾンビ部隊にも見えなくない。伊藤計劃の「屍者の帝国」の世界観はこんな感じなんだろうね(笑。

 ハンバー装甲車は1/76だけど、並べるとデカく見える。よっぽど、小さい戦車なんだね、このM22。困ったことにイギリス空挺部隊用のデカールがキットにはない。ネット情報を参考に適当にデカールを貼ってみたが、厳密にはこのマーキングのM22は存在しない。

 イスラエル仕様はライトガードや発煙筒などを省略してシンプルに。少しシンプルになり過ぎたので(笑、こりゃイカンとT34の燃料タンクをリアに取りつけてみた。
戦車兵の頭がやたらデカく見えるので、なんかユーモラスな印象。


イスラエル仕様M22、リアの燃料タンクが結構サマになっている。


 2024年の夏休みは8/10~8/18。ガッツリ休んだ。パリ2024オリンピックTV観戦、南海トラフ巨大地震警報、三体Ⅰ~Ⅲ・X読破(7月から読み始めた)、猛暑下の多摩自転車道サイクリング、房総半島ボッチドライブ、徘徊する認知症の義父の捜索、そしてこのLOCUST君。実に充実した夏休みだった。

2024年7月30日火曜日

Revell 1/72 Humber Mk.Ⅱ

 

 レベル1/76のハンバーMK.Ⅱ。履帯と転輪がないから、さっくりと作れた。その分、塗装を楽しんだ。箱絵が好きじゃなくってあまり待していなかったが、思ったよりも出来がいいキット。さすがレベル。














最初は素組みするつもりだったけど、ちょっと手を加えました。
①車体サイドのチェーンは削り取り、アクセサリ用のチェーンに換装。
➁車体前後のフックを4か所を追加。
③砲身を真鍮パイプに換装。
④フェンダーミラーをφ3mmの真鍮線とプラバンに置き換え、折りたたみ可能としている。

 基本塗装終了。カナブンカラーで、チャーミング。この車体色はタミヤアクリルXF-71日本海軍コクピット色。3倍くらいに水で希釈して2度塗り。

 車体はXF71日本海軍コックピット色。これからイギリスやアメリカのAFVはこの色がいい感じ。ウエザリングはタミヤのウエザリングマスターの粉を混ぜて溶液でしゃぶしゃぶに希釈したエナメル塗料を使用。砂、すす、錆、黒の三種を配合してボトルに入れて保管している。ドライブラシはエナメル塗料の(フラットを入れた)ブラックを使用。

 キットはジオラマもセットになっているけど、プラスチックの地面が心に刺さらずジオラマベースは未作成。多分、作ることはない。

 ハセガワから1/72でハンバー装甲車(後期ver)が販売されているが、こっちのキットの方が出来がいい。


2016年ベスト5.