2024年8月18日日曜日

S-model 1/72 M22 Locuat Airborne Tank

 下北沢のプラモデル屋さんで見つけた。このフォルムに惹かれてそうそう、これこれって買ったけど、この戦車には物語がほとんどない。WWⅡの連合軍空挺部隊用に開発された戦車だが、イギリスがちょっと使ってみただけ。戦後はアメリカで訓練用に使ってはみたがすぐに退役。それから第一次中東戦争でちょっと使用されたことがあるそうな(キットにもイスラエルのマーキングがあるけど、どこの国のマーキングでどこに貼るかとか、全く説明はなし)。作るとなると、イギリス空挺部隊仕様、イスラエル仕様かアメリカ軍訓練部隊仕様にするしかない。塗装もサンド系かダークグリーン系の2択。
 なんか製作意欲は沸かず放置していたが、2024年夏休みの課題として製作に着手した。イスラエル仕様とイギリス空挺部隊仕様でいかが。車体色はイスラエルはデザートイエロー、イギリス空挺部隊仕様は「コクピット色(日本海軍)タミヤアクリルXF-71」とした。連合国軍のオリーブドラブ色は1/76や1/72では暗くなりすぎるので、「コクピット色(日本海軍)」にした方がいい(笑。
 砲身を何とかせねばと思い、弄りだした。イギリス空挺部隊仕様はそれなりに見えるように改良できた。でもイスラエル仕様では力尽きてφ2mmの真鍮パイプをポン付けしてしまった。イスラエルが魔改造、50㎜砲に換装したスーパーローカストということで。渡バッタにスーパーを付けてもあまり強くなさそうだけど。
 戦車兵を載せてみた。頭だけ出すので、私のスキルでもなんとか誤魔化せると思ったが、顔色が少し悪くなってしまった。ゾンビ部隊にも見えなくない。伊藤計劃の「屍者の帝国」の世界観はこんな感じなんだろうね(笑。

 ハンバー装甲車は1/76だけど、並べるとデカく見える。よっぽど、小さい戦車なんだね、このM22。困ったことにイギリス空挺部隊用のデカールがキットにはない。ネット情報を参考に適当にデカールを貼ってみたが、厳密にはこのマーキングのM22は存在しない。

 イスラエル仕様はライトガードや発煙筒などを省略してシンプルに。少しシンプルになり過ぎたので(笑、こりゃイカンとT34の燃料タンクをリアに取りつけてみた。
戦車兵の頭がやたらデカく見えるので、なんかユーモラスな印象。


イスラエル仕様M22、リアの燃料タンクが結構サマになっている。


 2024年の夏休みは8/10~8/18。ガッツリ休んだ。パリ2024オリンピックTV観戦、南海トラフ巨大地震警報、三体Ⅰ~Ⅲ・X読破(7月から読み始めた)、猛暑下の多摩自転車道サイクリング、房総半島ボッチドライブ、徘徊する認知症の義父の捜索、そしてこのLOCUST君。実に充実した夏休みだった。

2024年7月30日火曜日

Revell 1/72 Humber Mk.Ⅱ

 

 レベル1/76のハンバーMK.Ⅱ。履帯と転輪がないから、さっくりと作れた。その分、塗装を楽しんだ。箱絵が好きじゃなくってあまり待していなかったが、思ったよりも出来がいいキット。さすがレベル。














最初は素組みするつもりだったけど、ちょっと手を加えました。
①車体サイドのチェーンは削り取り、アクセサリ用のチェーンに換装。
➁車体前後のフックを4か所を追加。
③砲身を真鍮パイプに換装。
④フェンダーミラーをφ3mmの真鍮線とプラバンに置き換え、折りたたみ可能としている。

 基本塗装終了。カナブンカラーで、チャーミング。この車体色はタミヤアクリルXF-71日本海軍コクピット色。3倍くらいに水で希釈して2度塗り。

 車体はXF71日本海軍コックピット色。これからイギリスやアメリカのAFVはこの色がいい感じ。ウエザリングはタミヤのウエザリングマスターの粉を混ぜて溶液でしゃぶしゃぶに希釈したエナメル塗料を使用。砂、すす、錆、黒の三種を配合してボトルに入れて保管している。ドライブラシはエナメル塗料の(フラットを入れた)ブラックを使用。

 キットはジオラマもセットになっているけど、プラスチックの地面が心に刺さらずジオラマベースは未作成。多分、作ることはない。

 ハセガワから1/72でハンバー装甲車(後期ver)が販売されているが、こっちのキットの方が出来がいい。


2024年7月19日金曜日

Hasegawa&ESCI 1/72 M13/40 Carro-Armato

 

上野御徒町の中古プラモ屋さんで購入。年季入りの箱。



M3LEE完成後、すぐにM13/40の製作に着手。砲塔とハッチのハンドルを真鍮に置き換えた。履帯のたるみは0.3mmのピアノ線で表現。ピンバイスで開けた穴にピアノ線を挿入して足回りも補強した。

 変化が欲しかったので、塗装はバフ、フラットグリーン、フラットブラウンの3色迷彩。でもこのパターンはイタリア軍ではなく、ドイツ軍のもののようだ。





 戦車兵を載せた。磁石で留めているので、取り外しもできる。また、乗り出しも変化させることが可能。




 IBGからM13/40が発売されているけど、最近の円安を反映してか、少々お高い。このキットはエッシー製で発売もされていないようだが、中古でもお手頃価格、履帯以外完成度も高い。今回は履帯のたるみとかもうまく表現できたけど、塗膜が不均一で塗装がイマイチな気がする。出来としては75点かなぁ。



2024年7月13日土曜日

Hasegawa 1/72 M3 Lee


 

 ハセガワ1/72M3Lee中戦車。昔作ったのをこのブログにも紹介しているけど、また作ってみたくなった。今回はちゃんと手を入れて丁寧に作ってみました。

主なカスタマイズは次のとおり。
①フェンダーを残してサイドスカートを省略
➁φ0.3真鍮線でライトガード、手すり、アンテナを作成
③37mm砲身を真鍮パイプに置き換え
④砲塔の前盾をプラバンとプラ棒で自作
⑤機銃を真鍮パイプに置き換え
⑥エンジン上に載る「物入れ」の形状変更(無駄に高さがあるように思ったので、削って低くした)

 車体はタミヤのアクリル塗料のフィールドグレーを水で二倍に薄めて3回塗りした。筆塗りはどうしても塗膜が厚くなって、モールドを緩くしてしまう。この塗装方法であれば生地がギリ隠れるくらいの塗膜が作れる。薄めるのは溶剤ではなく水がいい。溶剤を使用すると妙に艶が出てしまう。
 サンド色のフィルタリング、赤錆や黒錆のウエザリングなどで色調がさらに暗くなってしまうので、オリーブドラブは使わない。ミニスケールの戦車は指定色をそのまま塗るのではなく、明るめの塗装色にするのが基本。今回のフィールドグレーでもイエローを混ぜて少し明るめの塗装にしても良かったかなと思っている。
 ウエザリングまで終了したら、艶消しのトップコートを吹く。これで水溶きした塗料の薄い塗膜をしっかりと保護できる。

 ウエザリングはエナメル塗料を溶剤で薄めて使用、必要に応じてタミヤのウエザリングマスターを削って溶かし、錆や泥を表現した。フラットブラックやフラットブラウンを溶剤でサラサラに薄めてウエザリングマスターの「スス」や「サビ」を削って混ぜると黒錆、赤錆が表現できるので楽しい。でもやり過ぎ注意。




 今もこのキットはハセガワでもラインナップされているけど、新品キットは見つけられなかった。たまたま御徒町の中古プラモ屋さんで見つけて購入したけど、1500円は新品よりも高いような。




似たもの同士で記念写真

 ハセガワのHPで確認すると、税込み990円で今もラインナップされていた・・・1500円で買ってしまった。
 でもこのキットはフェンダーのライト以外は素組みでも十分通用する。でも購入意欲を削ぐ、HPのこの完成写真はなんとかすべきでは。






2016年ベスト5.